ミニぐるめくんのちょっと美味しい話(7月18日放送)

●500回記念コラム

「新しいフリーペーパーに、おいしい店を紹介するコラムを書いて欲しい」そんな依頼を受けたのは、今から10年前のことだった。

当時、北海道新聞旭川支社では本紙“ななかまど”を世に出す準備が進められていて、その依頼はまさしく“旭川ミニぐるめ情報”のことだった。本企画のデザインと、店探し、取材、コピーライティング、撮影を一気に引き受ける条件だ。荷が重く少し悩んだが、食に強い興味があったため引き受けることを決めた。

食に詳しかった訳ではなく、むしろそばや寿司、キノコなど苦手なものだらけで小学生の頃は給食がほとんど食べられず偏食児童と呼ばれていた。そんな自分が時々おいしいと感じ食べられる店がある。その理由がなんなのかは分からないが、その感覚だけを頼りにこの仕事をスタートさせた。

第一回目に紹介した料理が白黒写真の“ゴーヤチャンプル”で、東光の沖縄料理専門店“旨いもの市場旬”のメニューだった。

今でも人気は変わらず、旭川中心部に姉妹店“まーさん堂”もオープンさた。旬のオーナーは言う。

「うちの沖縄そばは本場よりいいダシが取れてるよ」確かに5年前に沖縄で食べたそれよりもうまいのだ。この仕事を10年間続けて来て今思うのが、素材の鮮度やコンディションに気を使いできる限り添加物や化学調味料に頼らず手づくりした料理が最高のごちそうなのではないかと言うことだ。苦手だった食べ物には、共通してそれとは逆の理由があったことにも気づく10年間だった。暑くて料理をするのがイヤなときは、“旨いもの市場旬”や“まーさん堂”に足を運び、沖縄料理で夏を満喫してみてはいかが?
・旨いもの市場旬
旭川市東光3条4丁目☎(0166)33-7585

■営業時間/18:00〜深夜1:00

■定休日/第2・3水曜日

■P有